第九回 「性的な目でみられたい(要望)」

 

人生相談は、モテるかモテないかでいえばモテたい対象にどうしてもモテなかった人がすがってくる寄りのコンテンツではあります。いつも聞いてるラジオの電話相談でも、好きなあの人にどうしたら振り向いてもらえるでしょうか、どうも好かれてないようなのですがどうしたらいいでしょうか、何が悪かったのでしょうか、やり直したい、別れたくない、諦められない、諦めるその代わりとんでもない後片付けになるようにしてから俺は○ぬ。淡い恋心から穏当じゃない痴情のもつれまで各種モテたかった人類の悩みが寄せられます。

が、偶に来る。モテてモテて困っちゃう側とかいうツワモノが。


「こまっちゃうーーーー」

男性によく声をかけられるために同性から受ける僻みやいじわるをどう対処したらいいかの40代女性。

「何があったの?」
「男性がよく声かけてくれて。側にいる女性が嫌味言ってきたり」
「どんなこと?」
「なんか、貴女あまり色気出さなくてもいいわよみたいな」
「他には?」
「後は要するに着てるのとか」
「だからどんな」
「電話では言えないくらいあるんです」
「だから貴女にとって何が嫌なのかわかんないと!こちらもアドバイスできないじゃないですか」

ああああ電話相談に電話して電話で言えないならなんで電話する…。

「仕事だけじゃなくサークルの人からもいじわるみたいなこと言われてるので。男性混じると言われたりするんです」
「どういうことを言われるの?」
「とにかくこういつも無視する、腹立つようなこと言って」
「だからそのねえ、例を」

このジリジリがモテテクなのだろうか…はやく答えて…!

「あの、男性がよく私に声かけてくれるんですよ」
「どういう声のかけ方?」
「上の人とか代表と仲良くて、声かけられる」
「だからどういう」

ひたすら相手に「だから」言わせ続ける相談者…パーソナリティーのイラつきに聞いてるこっちの方がストレスフル…外野のとばっちり…。

「セクハラみたいなこと言ったりするんですが、女性は男性に近づいてこられるのが気に入らないみたいなんですよ」
「だから男性はどういう声のかけ方をしているの??????」

だから…!だから…答えて…!(胃がキューッ)

「かわいいねえ、その服似合ってるねえとか褒めてくれる言葉です」
「そういう声をかけられると女性に何て言われるの?」
「嫌なんだけどって私が言うと隙があるからって言われるんです」

あ、一応嫌なの…。

「胸を触られたことあるんですか?」
「膨らんでるから気になるんだよって、男性に性的な相手にみられるんです」

触られた?と聞かれてYes/Noじゃなく膨らみとかいう…この返球…。

「あの私ねちょっとお悩みの方向性違うような気がしたんですよ」

回答者でてきた。

「貴女がね女性たちが嫉妬してるだろうと思ったら大間違いでね」

女性達はいじわる、ではなくて相談者に対して汚い、不潔だと拒否している。誰も相談者をライバルと思ってない。相談者が男性に声かけられることを羨ましいと思った人は一人もいない、ただ嫌だと思われていただけと解く回答者。

「言ってくれる人に対して、やっかんでるって思ったりするの直した方がいいよ」

男性から性的な目で見られやすく困っているといういう相談だったけれど、聞いていると男性から受けるセクハラそのものより、やり取りを見た周囲の女性達の拒絶反応を「やっかみ」「嫉妬」と受けとめ「女性からいじわるを受けている」という被害認識にしていて、え?…犯人そっちにするの??…原因は…???そっちの対処はいいの…????と驚いたのですが、性的な目は「モテ」としていた相談者、「モテ」というものを状況ごと誤解しているって事もあるのだなとしみじみしました。ありがとう、電話人生相談、実体験もなしに学べるラジオコンテンツ(ゼヒ皆さんも聴いてみてください)。
そして当方といたしましては先日、住居契約での名義変更が必要となり、不動産仲介業社よりモロモロ記名済みの書類が送られてきたのですが、確認したら契約者(私)の名前の漢字、フリガナ、住居人数、そして性別までもが見事に間違っており、合ってるのは電話番号くらいのここに住んでのは一体どこの男だ状態で、修正印で一面朱く染めたいのかと、私、女ですと、このボンクラがすぎる担当者にはちゃんと私を性的な目で見て欲しいと思いました。久しぶりにつくづく思いました。ちゃんとモテたい。

 

 

 

 

 

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