第十二回「フライパンで自分の目を殴る夫」

 

 

私の夫は物事がうまくいかなくなると、壁に当たるか、もしくは自分で自分を殴る。

そしてそれを全て私のせいにするのが主流だった。

一度、仕事がうまくいかなくなり、私との喧嘩も始まった時に、フランパンで目を思いっきり殴った。

まるでスローモーションで、絵画的な感覚だった。

 

ゴッホが耳を切った時のようなな感覚で私は見ていた。

目は赤く腫れ上がり、目を使う仕事に関わらず、失明するところだった。

 

その後、痛い痛いと泣き出し、収拾がつかなくなった。

痛いなら最初からやるなよ。と思った。なんでやるんだ。

何を訴えたいんだろう。自分はゴッホ並みに怖いと言いたいのか。

 

しかしながら、私の夫はものすごい優しそうに見える。

なんていうか、絶対に喧嘩しても折れそうな男だ。

しかし実は違う。折れているのはいつも私で、喧嘩して力づくでも勝つのが彼だった。

彼の母親は、彼を全肯定して育てたらしいが、スキンタッチが一つもなかった。

手をつないだ記憶がないらしい。

彼の母親も、うまくいかなくなると、悲鳴をあげる。

 

オウム真理教は一方的な価値観で善を判断し、人を殺した。

人間の善悪や皆持っている。

しかし生命を大切にしてるものは善であると私は判断している。

だから、虐待は悪なのだ。

私たちは、楽しく生きなければならない。これは、義務なのだ。

これは個人的な価値観だが、相手がロボットでない限り、重通り動くはずがない。

それに傷ついていてはダメだ。

ましてや、フライパンで目をえぐるようなことをしては絶対にダメだ。

こんなに苦しんでいるのだから助けてくれというジェスチャーだとしたら、もはや、相手に対して、介護が当たり前だと甘えすぎている。

 

どうして、こんなにキチガイなんだろうと本当に心から思って彼を見ていた。

 

 

フランパンで目を殴ってなんの利益が出るんだろう。

 

私から愛されると思ったのだろうか。ただ、ひたすらに怖いだけだ。

目の前に貞子がいるような感覚になり、一目散に逃げ出したくなる。

 

サイコパスの夫を持った妻たちは本当に大変だな、と思う。

自分のことは特別だと思っており、自分以外のことを考えられない。

 

サイコパス連盟とか作って、妻だけで、どこまで自分の夫がサイコかを話してもらいたい。

サイコになって何年なのか、サイコ歴は何年か、サイコだと楽しいのか、いろいろ聞いてみたい。

長い間、私は家から出る価値がないというくらいに洗脳されてきた。

なので、人間不信はひどく、むしろ、地球の男性はみんなサイコなんじゃないかと思う。

 

いや、サイコでもいいのだが、人や自分を傷つけるサイコは良くない。

メンタリストのDaigoのようなポジティブなサイコでいてほしい。

 

あくまでエンタメのサイコでいてほしいのだ。

傷つけてはいけない。特にフライパンで目は。

 

フライパンは、目玉焼きのためにあるのだ。

 

女性たちは立ち上がって、サイコの夫を公表するべきかもしれない。

 

PHOTO BY pixabay   https://pixabay.com/

 

 

 

 

 

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