第二十二回 河原に落ちてるエロ本で、ゆるやかにエロ知識を仕入れていた昭和の小中学生たち

 

 

 

 

■令和の子どもたちはどうやってエロを探しているのか!?

 

令和がスタートして半月。新元号発表、改元とあれだけ浮かれまくったのに、もうすっかり元号とかどうでもよくなってますな。

 

もともと、元号なんてあまり使わないし……。「平成」という文字を肉筆で書いた記憶はここ5年くらいはないし(平成・昭和を○で囲んで選択するケースは時々あるが)。「令和」の文字はまだ書いてないと思う。

 

さて、そんな令和フィーバーもすっかり過ぎ去った今こそ考えておきたいのは、令和のエロ事情。最近の若者は、どうやってエロとファースト・コンタクトを取っているのだろうか?

 

エロ本でもエロDVDでもなく、インターネット経由でエロと接近遭遇しているのは間違いないだろうが、問題なのはエロを探求するための検索ワードだ。

 

当然「XVIDEOS」とか「FANZA」とか、もっと具体的なエロワードを知ってさえいれば、いとも容易くエロの世界にたどり着けるわけだが、エロ本などを経ていないだけあって、はじめてインターネットに触れた小学生は検索すべきエロワードも分からないのではないだろうか。

 

まったくエロ知識のない状態からでも「おっぱい」くらいのワードは思いつけるだろうけど、最近はインターネットも規制が強まっているのか、先ほど「おっぱい」と画像検索をしてみたところ、授乳関係の写真ばっかりで、エロい画像は全然出てこなかった。

 

「ポルチオ」くらいピンポイントなワードを検索すればいっぱい出てくるんだろうけど、さすがに小学生はそんなワード、知らないはずだ(たぶん)。

 

■ニーハオ・マ○コ!

 

 

さて、昭和~平成初期にかけてのノー・インターネット時代。男子小学生や男子中学生は、河原に落ちているソフトなエロ本を熟読して、エロワードのボキャブラリーを増やしていた。

 

ボクが女性器の呼称を知ったのも、小学生の時に拾ったエロ本からだ。チャイナドレスの胸部分をボローンと開き、M字開脚した股ぐらを隠すように手を添えた女性の写真に「ニーハオ・マ○コ!」(実際には伏せ字じゃなかった)とキャプションが付けられていたのだ。

 

「ニーハオ」は分かる。中国語における「こんにちは」的なあいさつだ。写真に写っているエロ~いお姉さんがチャイナドレスを着ていることからも、中華的なシチュエーションであることは明らかだ。

 

それでは「マ○コ」とは何なのか? 見たことも聞いたこともないワード。「ニーハオ」と同じく、中国語なのか? それとも中国とはまったく関係のないエロワードなのか? ただ単にこの女性の名前なのか!? この3文字のワードが妙に頭にこびりついていたものの、正確な意味を知るのはだいぶ後になってからだった。

 

■令和の時代にはソフト・エロサイトが求められる!?

 

パソコンの初期エロゲームも、中学生くらいのエロワード知識では太刀打ちできないものだった(一応18禁だったけど)。当時のエロゲームの主流は、キーボードから文章を入力して進めるアドベンチャー・ゲーム形式だったのだ。

 

「○○(女の子の名前) ハナス」だの「キス スル」だのとコマンドを入力していき、何だかんだで女の子とイイ感じになって「フク ヌガス」のように的確な文章を入れると、画面の女の子がどんどん裸に近づいていく。

 

やがて、目の前に全裸になった美少女がウェルカム状態でねそべっているという夢のような場面になるのだが、その先、どんなワードを入力したらいいのか分からなかったのだ。

 

「セックス スル」「○○ ヤル」

 

思いつく限りのエロワードを入力したが、そこからまったくゲームが進行せず。

 

事態を打開したのは「テクノポリス」という当時のパソコン雑誌(エロゲーの取り扱いが多めだった)に載っていた画面写真。ボクが手詰まりになっていた場面のコマンド入力スペースに「○○ オカス」と書かれていたのだ。

 

「オカス」!?

 

さすがに中学生はそんなワード、知らんよ!

 

今さらながら考えても、ゲーム内の状況は決して「犯す」なんてシチュエーションではなく、完全なる同意のもとの行為。あのコマンド、色んな意味で間違っていると思うのだが……。

 

 

とにかくこのように、昭和~平成初期の男子小中学生は、類人猿が長年かけて言語を生み出したように、ゆっくりとエロワードの知識を身につけていったのだ。

 

令和の子どもたちは、チョロッと検索さえすれば即座に言葉の意味を知ることができてしまう。確かに便利なんだけど、ヘタに検索すると、いきなり「イマラチオ」みたいな、ちょっと行きすぎたエロワードを習得してしまう可能性もある。

 

フィルタリングの設定をして、エロ関係のページを見れないようにすることもできるようだが、エロ知識がまったく身につかないというのも、それはそれで問題だろう。

 

いきなりどぎついエロでもなく、完全にフィルタリングしてしまうでもなく、河原に落ちていたソフト・エロ本のように、ゆるやかにエロ知識を教えてくれる小中学生向けのソフト・エロサイト。

 

令和の時代には、意外とそんなWebメディアが求められているのかも知れない!?

 

 

 

 

 

 

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