第二十三回 田舎で育った女と都会で育った女

 

 

 

知人に真反対の二人がいる。どっちのが恋愛上手だろう。

 

茨城の超ど田舎で育ち、東京に出てきて結婚した女性。

 

東京の新宿育ちで超都会で育ち、今も新宿で独身の女性。

 

私は前から京都訛りに嫉妬していて、あのしゃべり方だけで可愛すぎるだろうと毎回腹が煮えたぎっていた。

 

しかし、茨城出身の彼女は訛りが可愛くない。。話すと逆効果だ。なので、アクセントは標準にしている。

 

彼女にはどこか天真爛漫なところがあって、一緒に散歩していた時に、大群のトンボに襲われたのだが、<わーステキー>と、両腕を伸ばしていた。

 

私は恐怖のあまりジャケットを振り回す羽目になり、彼女から見たら私のその恐怖が怖かったようで、<本当に大丈夫?>と精神を疑われた。

 

彼女の恋愛は本当にいい意味で単純で、好きな人についていくタイプだ。

でも、今彼に満足できない時はしょっちゅう昔の彼氏の思い出を語っている。

 

スキーがうまかった。とか、ハンサムだったとか。すごいいい意味で単純な好きになり方で、純粋に野生的なところに本能が従っていると見える。

 

一方で新宿に住む彼女は昔から男たらしの美人だが、全然続かない。

なんにしろ、男好きなので、男も寄ってくるし、彼女も彼らと縁を切らない。

 

でもとても楽しそうなので、それはそれで羨ましい。

 

そして、田舎出身の女性と都会出身の女性の決定的な違いは、<奢り><割り勘>かだ。

最近の若い女性は割り勘を好むと聞く。多分、対等でいたいのかと思う。

 

田舎出身の彼女は、<奢り>以外受け付けない。すべて男性持ちだ。

 

でも儚げで色白で頼りなげな女性に<割り勘にしよーぜ>と、男なら言えないきがする。

 

そして、彼女は、男性の支払いの仕方がスムーズじゃないと許せないらしく、わざわざトイレに行くそうだ。

 

そして都会の女性は自ら<割り勘>をする。

そして、あんたには従わないよ、という態度をするみたいだ。

 

一度、彼氏が、男性のアドレスをすべて消せと命じた時に、彼女はブチ切れて、足蹴りをし、そいつとは一生連絡を取らなくなった。

 

多分、<対等でいるのに、命令などするな>という心理なのかと思う。

 

どちらがいいかは男性の好みで決まると思うが、ヒモの要素が強い男性なら断然都会の女が好みだろう。

 

峰不二子を想像してもらいたい。常にルパンとは対等だ。

 

不二子は単独行動で常に移動し、ルパンとはライバルの関係でありながら、常にルパンを魅了し続ける。

 

一人でバイクをぶっ飛ばし、爆破も一人でする。後ろには何人の男がいるか分からない。イメージ的にはそんなイメージだ。

 

田舎の女性は、やはり古風なのか男性に守られたいのか嫉妬心が強い男性とよくくっつく。

だから、彼氏ができたら男性のアドレスは全部消しても構わないし、彼氏一途だ。

 

どっちがいいのかわよく分からないけれど、その人個人の持つ才能だと思う。

 

 

舞妓さんとか、ものすごい優しくて儚げで、死にぎわみたく見えるのに、物凄い打算的だったりするみたいだし。

 

 

もしかしたら、恋愛で得するのは舞妓気質の頭のいい女性かもしれない。

 

都会の女性のように変に対等にならなくていいし、田舎の女性のように依存しなくていい。

 

あくまで、あなたが全てなのです、見たく演じている舞妓気質の方が恋愛上手なんじゃないかと思う。

 

そういう女性はしたたかで強そうだな。でも、あんまり出会ったことがない。

 

知ってる限り、私の知人はどちらかになってる。

 

つまり、プロじゃないということだ。

 

恋愛のプロは恋愛しないからプロでいれるのか。だとしたら、心理的にはドキドキもしないだろうし、常に利潤だけを求めて計算してるのだから、つまらない。

 

お得な恋愛方法なんていうのはないのかもしれない。